2012年7月24日火曜日

ロッキーと私 vol.3

というわけで、「ロッキー4」の映画がなかったら、もしかしたら私は今頃ロンドンオリンピックで陸上競技のリポーターをしていたかもしれません笑。

そんなボケはさておき、日本拳法に復帰した私は、”水を得た魚”にごとく力を伸ばしていきました。8月に新しい道場へ転門してからわずか1ヶ月で公級(いわゆる1級)を取得しました。日拳の昇段は、今は筆記と形と試合(実践)の試験があっての判定のようですが、私の時代は試合(実践)で勝たなければ永遠に、昇段しませんでしたので、本当に実力勝負のみでした。

その後の10月に、全関西といってもいい人数的には一番大規模の大会(龍峰杯)に出場します。段外の部での出場でしたが、(段外とは初段以外の級取得者)その階級だけで、社会人、大学生、高校生を含む300人を超える選手が出場する大きい大会で、あまり詳細しらずに出場した私は、トーナメントのでかさに、「なんじゃ、これ?何人勝たなあかんの?!」と呟いた位に規格外の大会だったのを覚えています。
その大会に、わずか復帰2ヶ月の高校1年(15歳)で勢いで出場しました。

当時、緊張しやすい性格だった私は、9月の昇段試合の時に、その緊張が祟ってなんとも無様な試合をしてしまい、自己嫌悪に陥ってしまいます。勝つには勝ったのですが、
もっと確実に楽勝に勝てる試合だったのが、もう「どうした?!」って試合で、まるで素人の殴り合いのような喧嘩試合に笑。
その時に初段を取得した香積さんや私の兄、岡田師からも、「何をやってんねん!落ち着いて、いつもの自分で〜!」の類のような声が飛びますが、緊張し切っている私には、頭は聞こえてても、身体が答えずって感じで、舞い上がってました笑。

その経験が合ったので、この龍峰杯ではその反省を活かせて、まずは心を落ち着けて
謙虚な氣持ちで試合に望むようにだけ努めました。
そうしたら、おもしろいようにどんどん勝ち上がっていきます。
自分が出す攻撃、突き・蹴りが確実に決まっていきます。
ロッキー3で培ったフットワークで、相手の攻撃を躱していきます。
無我夢中で、1試合1試合集中して戦っている間に準々決勝まで勝ち上がっていました。
わずか15歳の少年が笑。
人数が多すぎるので、段外の部だけ準々決勝を別枠で行います。その試合に勝てば、とりあえず3位入賞でメダルが貰える、そんなセコい考えが浮かんだ私は、やはり緊張が身体に走り、また相手が社会人というのもあって苦戦してしまいます。試合の中で氣持ちを切り替えて、なんとかいつもの自分を取り戻して勝ちを修め、準決勝へ。
その時に対戦したのが、後の高校チャンプになる金岡高校の〇〇。
その試合でも、圧勝した私は決勝に進みます。

決勝では、後に活躍する追手門大学の△△さん。
その試合では、ある意味一番リラックして試合ができたと思います。
わずか1分位で勝利を修めます。1DAYトーナメントで1日になんと9試合を勝ち続け、見事15歳で300人の頂点に立ち優勝カップや賞品を貰ったときの達成感・自信は、 今でも鮮明に覚えていますし、私の宝でたまに夢でも見たりします。
この大会の段外の部での優勝者は、結構その後拳法会で活躍している人が多いと聞きました。例えば私の近い先輩だと、大商大の若原選手。強かったのを覚えています。

そんな武道・格闘技人生のリスタートを切った私が、今でもこの曲を聞くと、心が燃えてしまいつい身体が動いてしまう曲。
「ロッキー3」の”アイ・オブ・ザ・タイガー”
そして何といってもこの2曲!
「ロッキー4」の”トレーニングモンタージュ”と”ハーツ・オン・ファイアー”
この2曲に関しては、映画館で(その当時はカセットデッキでこっそり録音した*良い子の皆は映画館では録音などしてはいけないよ!もう時効やけどw)ゲットした曲を鳴らしてトレーニングする位に好きでしたね!
これを書く前に、youtubeで見た私は、燃える心をパソコンに向けて、今書いてます笑

聞いてみたい方はコチラへロッキー4 トレーニングシーン
youtubu載せておきます。燃えますよ〜!


これは、ロッキー3のラストシーン。アポロからボクシングスタイルを変えさせられてフットワークを学ぶシーンは、私のフットワークの基礎練習の参考にかなりなりました!


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